とある日の東南アジアグルメ食べ歩きはいつもより少し足を伸ばして
和歌山県那智勝浦町の色川村の農家民宿ジュゲムです。
農家民宿ジュゲムってどんなところ?
和歌山県勝浦市の山深い土地。
色川村に佇む寿海さんのお宅に宿泊させて頂いて 畑仕事やお食事の用意などをお手伝いし
農家の暮らしを体験するシステムの農家民宿です。
こちらが農家民宿ジュゲムの外観です。
写真右の母屋が寿海さんご夫婦が住む住居スペースと食事の間。
写真左の離れがゲストルームです。
民家の前に立て掛けられたこちらの看板が目印です。
道中山道で所々車の対向が出来ないところもありますので
向かわれる方は運転にはくれぐれも注意して下さいね。
Guest room.
離れの一階部分のゲスト専用の洗面スペース。
この階段の上がゲストルームです。
引扉には8年間タイに暮らした経験があり画家の奥さまの絵が出迎えてくれます。
階段の上には本や熊野古道のパンフレットなどがあります。
その中にタイ国民に信頼され愛されたラーマ9世/プーミオン・アドウンヤデート前国王の写真がありました。
流石はタイ国民が世界に誇る前国王。
奥さまもラーマ9世の事が大好きなんでしょうね。
ここが私が宿泊したゲストルームです。
朝晩冷える事があるのでコタツがあります。
此処に+畳4枚分程の就寝スペースがありそちらに布団をひいて休みます。
民家の中は全て禁煙で此処がタバコを吸いたい方の喫煙場所 or ホッコリしたい人の休憩場所にも。
夕食のお手伝い開始。
畑で収穫された新鮮な野菜を使って夕食の準備を始めます。
旦那さまが燻製を作って下さいました。
これがまた良い匂いがするんだわ!
こんがりと燻された鶏肉です。
こちらの釜戸を使って人生初のかまどご飯を炊きます。
と言ってもどうやって炊くのか分かんないので旦那さま任せになってしまいましたが…。
煙と共にご飯の炊けるいい匂いが漂ってきてお腹が空いたー!
田舎の虫多いあるあるから話が飛び火し出てきたマムシ酒ですが
食欲が落ちそうな見た目なので一先ず退散して奥さまのお手伝いに移動しました。
ソムタムだ♡
予約の際にお願いして通常の宿泊費にプラス料金でタイ料理をレッスンして頂きました。
海老のすり身にレッドカレーとこぶみかんの葉を混ぜたら…。
油でこんがりと揚げます。
こちらでは鍋やフライパンもテフロンの物が無くて安心出来ます。
鶏肉と野菜を炒めて自家製ナンプラーと砂糖で味付けしました。
そうこうしてると釜戸のご飯が炊き上がりました。
ご夫婦が大切に育てたお米です。
いよいよ夕飯です。
なんと私達とご夫婦一緒に揃っての夕飯でした。
仕事以外は日頃独りで食べる食事が多いので嬉しかったです。
青パパイヤと人参のソムタム
畑で採れた人参はスーパーのものと歯応えが違います。
生春巻き
毎日でも食べられる生春巻き。
鶏肉と色々野菜の炒め物
ミントがアクセントになった優しい味付けの炒め物。
海老のすり身揚げ
レッドカレー入りのスパイシーなすり身揚げ。
ツルムラサキの炒め物
独特の歯触りが特徴のツルムラサキ。
都会では普段あまり食べられない貴重なお野菜。
今年の畑では豊作だったそうです。
トムヤムクン
海老が沢山ゴロンと入ったトムヤムクン。
サッパリしていて美味しい!
鶏肉の燻製
旦那さま作って下さった燻製。
一口食べるといい香りが口の中いっぱいに広がります。
鹿肉ジャーキー
鹿肉の太腿の肉でとても筋が多くて通常は料理に適さない部位なのだそうですが
食べてみると凄く柔らかくてお酒が飲みたくなる味です。
フェイジョア
なんとデザートは畑で採れたフェイジョアと言う名の果実でした。
食べてみると爽やかな甘味とほのかなアクがあり
例えるなら洋梨の様な味でしょうか。
クセになる美味しさでした。
ご夫婦とても良い方達で夕飯を頂きながら畑仕事や此方での生活の自給自足に近い地産地消の話などを沢山聴かせて下さいました。
大切に育てた食材を使って料理された食事には胸にジーンと浸みる美味しさがありました。
「ごちそうさまでした」
薪で焚いたお風呂。
お風呂は薪で焚いた共同のお風呂でした。
シャワーだけで済ませようかと悩んだけど寒さに負けて入浴しました。
あっという間に温まり薪の凄さを素肌で体感しました。
9時にはお布団の中に入り 外の川の流れる音をBGM変わりに聴いてると知らぬ間に熟睡してました。
ジュゲム畑。
翌日少し早起きして民家の裏の畑を見学させて頂きました。
お風呂と釜戸に使う薪小山。
水分の含んだ木から薪に仕上げるまで約3年もの日が必要だと教わりました。
Herb Garden.
こちらには見ただけでは名前がわからない色々なハーブが育てられてます。
唯一見て分かったのがレモングラス。
物凄く立派に茂ってました。
ここは南瓜かな?上手に育てられていますね。
けして土壌が良いとは言えない土地だそうですがご夫婦の愛情を受けて立派に育ってます。
散歩から帰ると朝食でした。
黒米を使ったご飯のお粥(もちろんタイバージョン)でした。
お粥にトッピングする薬味とクルワンプルーンとデザートの柿。
朝粥めちゃ美味しかった〜。
採れたばかりの生姜の味も最高でした。
お金では買えない贅沢がある。
ご夫婦にはもうこれ以上ない程に心良くして頂いて最高の時間を過ごす事ができました。
お二人の生活全てに人間の尊厳を感じさせられ お金では買えない極上の時間と贅沢を与えて頂いたことに深く感謝します。
「ありがとうございました」
農家民宿ジュゲムのHP
エコグリーンツーリズム・有機農法体験・民泊|和歌山県那智勝浦町色川村、JUGEMU(ジュゲム)のホームページ
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