とある日の東南アジアグルメ食べ歩きは京都市中京区のTOLBIAC/泰越飯店です。
TOLBIAC(トルビアック)泰越飯店ってどんなお店?
場所は京都市中央区・京阪電鉄の三条駅から徒歩約15分の常盤本町に位置します。
駅からお店まで向かう途中に見れた綺麗な紅葉。
この日はグッと冷え込んだ一日となりました。
このビルの2階が店舗なのですが 表には看板一つも出てなく
初めて行った私達は迷ってしまいました…ひっそり感が半端ない!(笑)
こちらが入口です。
中に入ると手前のドアにはBELLEVILLE/ベルビルと書かれた部屋があり
中では先客のお客様の賑やかな声が聞こえてきました。
奥へと続く廊下には雑貨や旅行の本が並べられていて大きなスーツケースも置いてありました。
オーナーの旅好きな様子が伝わってきますね。
奥のドアにはTOLBIACと書かれた部屋があり私達の目的地はこちらです。
室内にもアンティーク雑貨がズラリと並びセンスの良さが光ります。
こちらがお席ですが前日迄の完全予約制で
他のお客様を気にせずプライベートな空間で食事が頂けます。
日頃よく行くタイ料理店はガチャっとしたイメージなので
偶にはこんな素敵な空間で有意義な時間を過ごすのも良いですね。落ち着きます。
無造作に並んだタイ食器は色とりどりでそれぞれの可愛らしさをアピールしてます。
この棚は昔の海外軍の救急箱だそうです。
中にはこれまた可愛らしい食器類が収納されていて食器好きには宝石箱に見えます(笑)
異次元空間的レストラン。
こちらがキッチンなのですが
おやおや?向こう側に先程入店した時に見えたBELLEVILLE/ベルビルの部屋が見えるではないですか!
実はこちらのお店はLe Bistrot BELLEVILLE/ビストロ ベルビルと言うフレンチ料理店とTOLBIAC/トルビアックと言うタイ料理店が中央の一つのキッチンと一人のオーナーシェフとで繋がる摩訶不思議な異次元空間的レストランなのです。
ちなみにこちらのお部屋がLe Bistrot BELLEVILLE/ビストロ ベルビルです。
フランスの田舎に遊びに行った様な気分になるインテリア空間。
ここでもオーナーのセンスと個性が光ります。
目の覚める様な真っ青な壁が素敵な御手洗いではYSLとゲンスブルーに出会えますよ。
フレンチのシェフが自信を持ってもてなすタイ料理コース。
ランチメニューは存在せず昼夜ともに同じメニューのコース料理を頂きます。
A(タイの卵料理・サラダ・和え物 10品)
B(タイの炒め物 9品)
C(タイのスープ 7品)
豊富な品数の中から好きな一品を選択します。
飲み物はワンドリンク制で ノンアルコール・カクテル・タイのお酒・ワインにシャンパン
チュニジアやバスクやアルザスの珍しいお酒など種類豊かです。
A.ヤム プラークラポン/鯖のトマト缶のサラダ.
ヤム・プラークラポン/鯖のトマト缶のサラダ
鯖のトマト缶て聞くだけで絶対美味しそうじゃないですか。
これまで食べた事がないレシピが食べられて嬉しいです。
お野菜もりもりの中に大きな鯖のトマト煮がゴロンと入っていてボリュームもあります。
レモングラスがこれでもか!って程に沢山入っていて美味しくないワケがないよね。
ライス
タイ料理にはやっぱりご飯がなくっちゃ。
この後ちゃっかりお代わりもしてペロリ。
B.ホイコム パッチャー/カタツムリと生胡椒の炒め物.
ホイコム パッチャー/カタツムリと生胡椒の炒め物
「カタツムリって珍しい!」と飛び付きで決めた一品。
なかなかの見た目のグロさですが…。
食べてみると柔らかい貝みたいな食感です。
ゴボウと生姜に似たハーブのクラチャーイと生胡椒・ホーラパー・こぶみかんの葉が入っていて
食べ進めると辛さで汗がドッカーンと吹き出てきました。
シェフに聴くと唐辛子8本も使ってるそうで(笑)そりゃ辛いわ!けど美味しいわ♪
C.トム セープ/豚肉とハーブの酸っぱいクリアスープ.
トム・セープ/豚肉とハーブの酸っぱいクリアスープ
これまたご飯が進むハーブたっぷりの酸っぱいスープ。
クリアスープと明記されてましたが濃い色がついて例えるならば黒スープのようです。
これまたハーブたっぷりで独特の香りが鼻を刺激します。
具材は豚スペアリブ・豚軟骨・豚レバー。
ライムの酸味が効いて酸っぱスパイシーです。
たっぷりの具材とスープをきれいに飲み干してお腹いっぱいに満たされました。
こちらのお料理は全てハーブがたっぷりでお砂糖が控えめで個人的にとても美味しかったです。
そしてシッカリ辛いので 辛いのが苦手な方は辛くないお料理を選択した方が安全です。
食後にはオリエンタルSweetな中国茶。
食後の飲物メニューも豊富です。
その中からプランス・ウラミジールという名の
中国茶・柑橘・ヴァニラ・スパイスをブレンドしたお茶を頂きました。
美味しいご飯を食べた後にオリエンタルな甘い香りが特徴の華やかなお茶を飲むと
なんとも言えない幸福感に満たされました。
デザートはなんとフレンチ。
食後のデザートはタイのものではなくチーズケーキでした。
何故かと質問すると「作りたいデザートのレシピがないから」とハッキリキッパリ(笑)
外はこんがり中はしっとり焼き上げられたケーキの上には少しのお塩。
シンプルだけどここでもシェフの個性が光ります。
素朴で上品な美味しさでした。
フレンチのシェフが織りなすタイ料理はバランスが良くて
甘さ控えめで男性らしくパンチが効いた味でした。
今回はシャンソン歌手のSARAHさんとご一緒させて頂きましたが
「とても素敵な空間とお料理」と絶賛されてました。
来月もまた食べに伺いたいと思います。
「ごちそうさまでした。」
BELLEVILLE / TOLBIAC ビストロ ベルヴィル / トルビアックのHP→http://jajouka-kyoto.jp/
TOLBIAC/トルビアックのInstagram→http://jajouka-kyoto.jp/
Le Bistrot BELLEVILLE/ビストロ ベルヴィルのInstagram→https://www.instagram.com/k_belleville_kyoto/
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