とある日の東南アジアグルメ食べ歩きは、【ベトナム料理研究所】でお料理教室に参加しました。
ベトナム料理研究所とは?
15年間ベトナムのホーチミンに在住されたyuki先生が、主に大阪を中心にベトナム料理のワークショップや料理教室などを開催し、現地の調理法と食文化を知り学ぶことが出来ます。
毎回、開催場所が変わりますが今回は中津のキタの北ナガヤで行われました。
キタの北ナガヤってどんな場所?
今回は中津のキタの北ナガヤでのレッスンでした。
大阪市北区中津の、通称・猫の小道に面した長屋をリノベーションして、マッサージサロン・アートギャラリー・アトリエ・店舗デザイン事務所・お宿・キタナガKITCHEN (日替わり飲食店)と面白いことが盛りたくさんの新旧を活用したスポットです。
その中の「オルタナティブスペース・Hiiragi」で、今回のベトナム料理研究所のレッスンが開催されました。
ベトナム中部の古都、フエ料理を習う
今回のテーマはベトナム中部のフエの料理ですが、作業率が多くて丁寧な作業が多いのが特徴だそうです。
最初に、お料理の説明を現地の食文化と共に聞きながら各自手分けして作業を進めるます。
今回は「少しでも早く食事が食べられるように」と、細かく時間のかかる作業は全てyuki先生が事前に仕込んできて下さいました。
ありがとうございます °₊·ˈ∗♡( ˃̶᷇ ‧̫ ˂̶᷆ )♡∗ˈ‧₊°
米粉の小皿蒸し|バイン ベオ|Bánh Bèo
小皿で蒸した米粉生地に海老のなどをのせ、ヌクマムのタレで食べる料理。
海老のでんぶには、茹でたバナベイ海老を使い細かく仕上げます。
葱油は、葱の温度が上がらないように少しづつ油を注ぐのがポイント。
元々は、豚の脂身を熱したラードを使用して作りますがカスが入ったりするので、味の主張が少ない米油や植物油を使用するほうが仕上がりがキレイです。
今回トッピングに使う豚皮は、入手しづらいのでクルトンで代用しています。
もしかしたら、稀にブラジル食材店で見かけることがあるかもしれませんが、手に入っても干す作業が必要なので日本では難易度が高いと思います。
生地作りのコツは、弾力を増すために米粉スターチを入れることと、必ずお湯から水の順に入れて混ぜあわせます。
そうしないとダマができて大変だそうです。
少量の油も入れるのですが、そうすることで滑らかな食感になり、お皿から剥がれやすくなる利点があるそうです。
また日本では「生地を寝かせる」というところを、ベトナム人は「華が開く」と表現するそうです。
生地を小皿に注ぎ蒸しあげます。
全体的に透明にれば ٩(•̤̀ᵕ•̤́๑)ᵒᵏᵎᵎᵎᵎ
取出して先に準備した具材をトッピングします。
フエの貝のスープご飯|コムヘン|Cơm Hến
ごはんの上に貝・ハーブ・ナッツなどをのせて、貝のスープと一緒に食べるフエの朝ごはんの定番料理です。
インディカ米を炊いてる間に、トッピングの材料をカットします。
切り方はできるだけ細かく千切りにすると、食べやすくおいしいです。
ナッツは、焼いたものと揚げたもの2種類を入れることで風味と食感がよくなります。
あとから食べるときに使う味変の「海老味噌」は、中華とベトナムのものを2種類食べ比べます。
タピオカボールのチェー|チェー ボッ ロック|Chè bột lọc
タピオカ生地でピーナッツを包んで、生姜シロップで煮たデザート。
まずは、タピオカ粉を耳たぶくらいの手触りにこねます。水加減は少し足りないんじゃないかな?くらいの量です。
この辺は慣れと経験が必要ですね。
タピオカ生地でピーナッツを包むのですが、このときに生地が分厚すぎると仕上がりがイマイチで食べづらいそうです。
お待ちかねの試食タイム
料理ができ上がったら、皆で撮影+お待ちかねの食事タイムです。
米粉の小皿蒸し|バイン ベオ|Bánh Bèo
米粉のモッチリさ、豚皮のサクサク食感、海老の風味がおいしいバイン ベオ(゚д゚)ウマー
yuki先生から現地の食べ方を教わります。
小皿の中で、十字に分けて品よくいただくそうですが、なにも知らないこれまでは一口でペロリでしたよ(笑)
ちなみに、たまに小皿に入ってないバイン ベオを見かけたことがあるのですが、本来は「バイン ベオ チェーン(小皿あり)」と「バイン ベオ(小皿なし)」で名前が変わるそうです。
持参したビールで一杯やりながら、小皿4枚たいらげました。
フエの貝のスープご飯|コムヘン|Cơm Hến
私がベトナム料理の中で一、二を争うくらいの好物がこのコム ヘンです。
食べ方は好みにより貝スープをかけたり、かけなかったり自由ですが、私は最初から全かけで食べるのが好きです。
貝の出汁のおいしいこと! (ෆ்ऀ̅ᴗ்ऀ̅)੭່ʊʊෆ⃛
途中から海老味噌を入れて。
さらにサテジャンでスパイシーに味変して。
作る工程は細かい作業が多いのに、食べるときは一瞬です(笑)
タピオカボールのチェー|チェー ボッ ロック|Chè bột lọc
米粉が半透明できれいですね。
生姜シロップは甘味控えめで、身体に優しい昔懐かしい味わいでした。
簡単に作れるので、家でも再現率が高いデザートだと思います。
何年か振りに参加したベトナム料理研究所のレッスンでしたが、今回もとってもおいしかったです ˉ̞̭ ( ・◡ु‹ ) ˄̻ ̊
次のレッスンも申し込みましたので、またブログでご紹介させていただきますね。
本日も健啖です!
「ごちそうさまでした」