東南アジア10ヶ国料理を全部食べました!博労町サワディシンチャオ.

アジアグルメ食べ歩き

大阪市内のど真ん中。心斎橋で東南アジア10ヶ国料理が食べれるレストランが存在します。
その名はサワディシンチャオ
路地裏にひっそり佇み、まるでそこだけが東南アジアにトリップしたかのように思わされるお店です。

(2020年をもちまして閉店)

大阪市内のど真ん中。心斎橋で東南アジア10ヶ国料理が食べれるレストランが存在します。
その名はサワディシンチャオ
路地裏にひっそり佇み まるでそこだけが東南アジアにトリップしたかの様に思わされるお店です。

(2020年をもちまして閉店)

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安心安全な食材へのこだわり。

食材や調味料は現地と同じものを使いなが、 東南アジア各国の庶民料理大量に使用されているMSG(旨み調味料)は一切使わず、野菜類は大阪近郊農家無農薬野菜を使い、肉魚などその他の食材はできる限り放射能汚染されていない商品を厳選して使う。
店主の徹底した食への安全管理が伺えます。

東南アジア現地の味を再現する。

日本の東南アジアレストランでは その国のシェフが料理を担当してる場合においても 利用する日本人の味覚や好みにあわせて レ日本の東南アジアレストランでは、その国のシェフが料理を担当してる場合においても利用する日本人の味覚や好みにあわせてレシピをアレンジしているケースが多々あります。
サワディシンチャオでは、東南アジア現地の味を再現することを基本としており調味料なども出来る限り現地のものを調達して現地の味を再現することを基本としています。

そのため年に数回東南アジア各国を訪問し味の確認を行うことでスキルを高める努力をされています。

現地で調達した可愛いインテリア。

東南アジア10カ国の料理だけでなく その国の文化も伝えていきたい。
そのため インテリアや食器などにも強いこだわりを持っています。


店を成り立たせる什器備品の多くが現地を旅して探し出したものたち。
日本にはない図柄や色合いが、東南アジア各国のティストを感じさせてくれます。
心斎橋にいるのに東南アジア旅行をしているみたいな感覚が、サワディシンチャオのマジックのひとつです。

オーナーシェフ|おぐしみきさんのプロフィール

1955年7月1日生まれ(明石家さんまと生年月日が一緒)

消費者団体系業界誌記者。生活系マーケティング調査企画。
飲食店企画広報。カラオケメーカー宣伝企画広報などを経て1992年フリーに。 
月刊飲食店経営の関西地区特派記者をするとともに 大手外食チェーンのメニュー開発・販促企画・ 意匠コーディネートなどに携わる。

また 趣味も食べ歩きであるので日本国内の あらゆる分野の料理を食べ歩き 最盛期には年間1000店ほど訪問したことも。
2001年 ベトナムに初めて旅行したことから自ら料理を作ることに関心が移り 日本及び東南アジア各国の旅行先で多数の料理教室に参加。
また 前職で鍛えた舌を武器に 現地の味をひたすら食べ歩きながら味を覚える。
鍛え上げた味覚・感能能力は ビールについてもいかんなく発揮され 日本地ビール協会の超難関資格・ビアジャッジも1度で合格している。(官能試験はマスタージャッジクラス)

2003年/再婚を機に、夫と関西初のクラフトビール専門レストラン「麦酒食堂Beer&Bear」を開業。
シェフとして和洋中エスニックなどジャンルを超えたビールにマッチする料理を手がける。
店舗開業後も カフェ開業スクール(ドリームゲート)の講師を担当するなど 本業以外の活動も多数。

2006年から3年間 世界各国のお弁当「ワールドエスニック弁当」を毎週前日までの予約制で発売。
これにより世界中の料理を学ぶ機会に恵まれました。

2007年8月/東南アジア料理店「アジアごはん 麦酒食堂」に業態変更。

2008年2月/少人数制の料理教室「おぐしみきアジアンクッキン グサロン」を開始。

2009年11月/ベトナムホーチミンへのグルメツアーを初開催し以後毎年開催している。

2013年4月/「たべるつくるアジア サワディシンチャオ」に屋号変更。
オーナーシェフ&東南アジア食文化研究家として現在に至る。
多数の信奉者を持つバックパッカー旅人・オグシリュウサイの母でもある。

週替わりの東南アジア10ヶ国料理。

サワディシンチャオでは毎週変わりのランチで東南アジア各国の料理がいただけます。
レパートリーがとても多く、同じ国であっても違う料理が食べられるので毎週通っても飽きないように配慮されてます。

店内がゆっくりな時はオーナシェフから詳しくお料理の名前や特徴などを説明して頂きますが、そうでない場合のお料理の説明は私の乏しい記憶からです。
申し訳ない箇所もございますがご覧ください。

フィリピン/Philippines

【大山鶏のアドボ(酢しょうゆ煮)】
【胡瓜とにんじんのアチャーラ(酢漬け)】
【じゃが芋と人参と豚ミンチのギニリング】
【茄子とトマトのピナクベット】
【ニシガン(スープ)】

どの料理もフィリピン料理が初めての人でも抵抗なく食べれる味です。
アドボは昔懐かしい味でご飯泥棒。
アチャーラはピリ辛の酢漬けで柔らかい酸味が野菜の甘みを引き出していて。
ピナクベットはフランスのラタトゥイユのような感じ。
ニシガンはシェフがマニラ現地で習ったレシピを元に、タマリンドではなくカラマンシーで味を付け再現したお魚入りの酸っぱい風味でした。

タイ/Thailand

【にんじんソムタム】
【スナップエンドウの炒め物】
【カリフラワーのイエローカレー炒め】
【グリーンカレー】
【イサーンスープ】

この日もお野菜たっぷりです。
そしてバンコク現地のトップシェフ/ビチット・ムクラ氏から教わったレシピで、当日にハーブとスパイスで仕込む自慢のグリーンカレーは、香りの高さと絶品な味のバランスで他では味わうことのできない特別なカレーです。

シンガポール/Singapore

【南インドのチキンカレー】
【ラッサム(スープ)】
【ライタ(ヨーグルトサラダ)】
【そうめん南瓜のスパイス炒め】
【ゆで卵】

シンガポールWeekなのに南インドのカレー?と思いシェフに聞くと、シンガポールには沢山の南インドの人達が住んでいて南インドのカレーは向こうではポピュラーなんだそうです。
そして。レシピは南インド料理界のトップ・渡辺玲氏に習ったものだそうです。
カレーは辛さは控えめだけど、味はしっかりしていてクセになる味でした。

ミャンマー/Myanmar

全てのお料理の色味がハッキリしてるので、かなりスパイシーなのかな?と思いきや食べてみると意外にアッサリとした味でした。

豚バラ肉のローゼル(酸味)煮込み
メイン料理。メニューに(酸味)と明記されてましたがそうでもなかったです。

豆腐のトマト炒め
こちらのオカズはもう一つの選べるメイン料理。
たまたまお知り合いの方とバッタリ出会って、そのかたが食べていたのを写真撮らせてもらいました。

バターピーナッツの炒め物
ピーナッツの形にソックリな南瓜の炒め物です。

茄子の炒め物
油がすごいですが、ミャンマーのお料理は油を多用するのが特徴なんです。

【卵焼き】
玉ねぎ・ニラ・パプリカ入りの薄焼きの卵焼き。

【お野菜】
必ずミャンマーの定食には こういった野菜のセットが付いてくるそうです。
海老の風味が効いた辛いディップも美味しかったです。

なぜか今日に限ってスープの写真を撮り忘れてしまいましたが…。
南瓜と大根のクリアスープでこちらも海老の風味が効いててアッサリして美味しかったです。

ラオス/Laos

お皿が沢山並ぶとゴージャス感が出ますね。
ワンプレートじゃなくて、一品づつお皿にもって出すのもラオス料理の特徴だそうです。

【タケノコの炒めもの】

【タムマックフン】
ソムタム? ヤムですか?と尋ねると「違う、違う」と現地名を教えて下さいました。
どれも日本だとサラダと表現されちゃいますよね。

【そら豆とカリフラワーの炒めもの】

【付け合わせのお野菜】

【いわしの唐揚げ】
メインのおかずは、結構な大きさのイワシの唐揚げが二尾ものってました。
マナオを絞って辛いタレを付けてお頭ごとかぶりつきましたよ。

【カリカリ目玉焼き】
東南アジア特有の表面カリカリの目玉焼きは、中が半熟だとテンションが上がります。

【カオニャオ】
ラオス人の主食の蒸したもち米。
これを毎日食べられるだなんて羨ましいです(笑)

写真を取り忘れてしまいましたが、あと一品お野菜たっぷりのスープが付いてお腹いっぱいのランチでした。

インドネシア/Indonesia

【お野菜の酢漬け】
【茹で卵のココナッツミルク煮】
【小松菜の炒め】
【南瓜のココナッツミルク煮】
【お茄子と大根のスープ】

今回はジャワ料理でまとめてみたそうです。
ジャワ料理が食べられるだなんて、人生初のことで嬉しいです。
メインは手羽元のスパイシーから揚げを注文して、お野菜もご飯もたっぷりです。
スープはほのかに酸味のある味で、ピーナッツと謎の実が底から顔を出しました。
あの実は一体なんだったのか?今となっては謎です。

カンボジア/Cambodia

今回はカンボジアの家庭の味を再現されたそうです。

カンボジアのシュムリアップは、去年の11月にこちらのグルメツアーに参加した際に、現地のお料理をたくさんいただきましたが、タイやベトナムと隣接する国なので似通ってるけど香草控えめで辛くなく少し甘めの付けです。

【鶏ささみのシナモンと八角煮込み】
現地ではアヒルの肉を使うレシピを、ささみを使ってアッサリと再現されてます。

【茄子のレモングラス炒め】
レモングラス好きには嬉しいほど、たっぷりと使った一品です。

【2種のお芋とパプリカのスパイス炒め】
お芋さんゴロゴロで、とってもボリュームがあります。
そしておいしい。素材のよさがアピールしてます。

【春雨サラダ】
パクチー入りのお酢の効いたサラダ。

【お野菜と干し魚のスープ】
この日もお野菜たっぷりで、体にやさしいランチでした。

食後のデザートは、一見普通のバナナチップスと思いきや…。

間にタマリンドを挟んだモノでした。
タマリンドのお菓子って、当たり外れありますがこれはおいしかったです。

マレーシア/Malaysia

【豆腐の煮物】
【小魚・ゆで卵・胡瓜とニンジンの酢の物・サンバル】
【ナシレマ(ココナッツご飯)】

今回もお野菜たっぷりです。
現地ではココナッツご飯にサンバル・ゆで卵・揚げた小魚が基本セットで、バナナの葉で三角に包まれて アチコチで売られているそうです。
日本で言うところのおにぎりセットみたいな食事だそうです。
メインは鶏肉と豆腐の2種類から、畑の肉の豆腐を選びました。

メインのお豆腐は麻婆豆腐に似てますが全然別物で、硬いお豆腐の煮物でほのかに酸味が効いたおかずでした。

【青菜とオイスターソースと醤油の油炒め】
シャキシャキの歯触りとソースが美味しくて、茹で卵やご飯に油ソースをかけて頂きました。

南瓜のスパイススープ】
カレーのような味付けのスープでした。
いつものアッサリスープとはまた違った味付けで、おいしかったです。

ベトナム/Vietnam

【バインミー】【卵焼き】
ヌクマムで味付けされた鳥もも肉と、なますがドーンと入ってボリューム満点のバインミー。
オムレツはそのまま食べたりバインミーに挟んで食べたり。

すごいボリュームで食べ応え100点満点!
たくさん食べらる人でも満足できますよ。

【お野菜ゴロゴロスープ】
写真を撮る前に食べてしまった、スープはカブとにんじんがゴロゴロ入ってました。

ブルネイ/Brunei

【手羽元のココナッツミルク煮】
【カリフラワーとパプリカの炒め物】
【カボチャのココナッツミルク煮】
【ゆで卵】
【小魚のスパイシーな炒め煮】
【大根・きゅうり・人参の酢の物】
【サンバルトマト&ジャスミンライス】

ブルネイ料理って珍しいですよね。
こちらのお店以外で、これまで見かけたことが一度もないです(笑)

大根・玉ねぎ・生姜のスパイシーなスープ。
味付けにクミンを使用されてるそうですが「クミンといえばコリアンダーシードもでしょう」
のコリアンダーシードは使わないのが特徴だそうです。

大きな生姜は食べるものではなかったそう、が好きなので食べちゃいました。
風邪予防です!(笑)

ドラゴンフルーツは、塩・砂糖・唐辛子を混ぜたスパイスを付けて食べるスタイルでした。
このスパイスの甘塩っぱ辛い組み合わせ好きです。暑い夏に食べたらもっと美味しいだろうな♡

サワディシンチャオの料理の特徴。

オーナーシェフが現地で実際に学ばれたレシピと食材を使用して、全体的にバランスが良く、お野菜がたっぷり使われていて味付けがアッサリしているのが特徴です。

(ここだけの話し)私はこちらで食事をすると、あとで腸が一掃されたような体感が得られます(笑)

東南アジア10ヶ巡回スタンプ。

お会計時に提示すると、東南アジア10ヶ国巡回スタンプパスポートにシールを貼ってもらえます。
10ヶ国全ての料理を制覇するとプレゼントも頂けます。

オーナーシェフがアジア各国の現地で見つけた可愛い雑貨です。

最後に…。

来年オーナーシェフが65歳を迎えるにあたり
2020年3月をもちまして今現在のレストランというスタイルの営業は終了します。
長年のファンが多い為
今の場所は残したまま新たなお商売にチェンジする為に今現在は模索中という事です。

一ファンとしてシェフの「その国現地のスタイルを大切にセオリーに従う」という
アジア料理に対する実直な思いに感銘を受け
ランチ・ディナー・お料理教室やグルメツアーまでもお世話になってきましたので
お料理が食べられなくなると思うと寂しくて仕方がない気持ちですが…(涙)
また新しいスタイルのサワディシンチャオに出会える事を楽しみにしてます。

本日も健啖です。
「ごちそうさまでした」

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